はじめに|「やってみたいけれど、不安」その気持ちは自然なもの
「英語をもう一度、ちゃんと勉強してみたい」
社会人になってから、そんな思いがふと心に浮かぶことはありませんか。
仕事で英語が必要になった、海外のニュースが気になり始めた、あるいは若い頃に諦めた英語への未練が、時間を経て再び顔を出すこともあるでしょう。
けれど、同時にこんな気持ちも湧いてきます。
-
今さら英語なんて、遅いのでは?
-
独学で本当に身につくの?
-
仕事や家事で忙しくて、続く気がしない
-
若い人たちと比べて、覚えが悪いのでは?
実はこれらは、英語を学び直そうとするほとんどすべての社会人が通る道です。
不安を感じるのは、あなたにやる気がないからではありません。
むしろ「真剣に考えている証拠」なのです。
この記事では、社会人が英語を独学で始めるときに最初にぶつかりやすい「壁」と、その乗り越え方を、実体験を交えながら丁寧にお伝えしていきます。
壁①「今さら始めても遅いのでは?」という年齢の不安
社会人の英語学習で、最初に立ちはだかるのがこの壁です。
学生時代に英語が得意だったわけでもない。
しかも今は仕事も家庭もあり、頭も若い頃ほど柔軟ではない気がする。
「もう遅いのでは?」
この思い込みは、とても強力です。
けれど、はっきり言えることがあります。
英語学習に“遅すぎる年齢”は存在しません。
むしろ社会人には、学生にはない大きな強みがあります。
-
学ぶ目的がはっきりしている
-
自分に必要な英語が分かっている
-
勉強の取捨選択ができる
-
継続する力がある
若い頃は「なぜ英語を勉強するのか分からない」まま机に向かっていた人も多いはずです。
社会人の英語学習は、「意味のある学習」になりやすいのです。
壁②「独学では無理なのでは?」という不安
次に多いのが、「独学で本当に大丈夫なの?」という不安です。
英会話スクールに通った方がいいのでは。
誰かに教えてもらわないと、間違いに気づけないのでは。
一人では挫折してしまうのでは。
確かに、独学には孤独な側面もあります。
ですが同時に、独学だからこそ得られる自由もあります。
-
自分のペースで進められる
-
苦手な部分に時間をかけられる
-
費用の負担が少ない
-
学習内容を柔軟に変えられる
独学で大切なのは、「完璧にやろうとしないこと」です。
最初から正しい方法を探しすぎると、かえって動けなくなってしまいます。
大丈夫。
英語は、正しい順番よりも「続けた時間」がものを言います。
壁③「時間がない」という現実的な問題
社会人にとって、これが一番切実かもしれません。
朝は出勤準備、日中は仕事、帰宅後は家事や家族の時間。
気がつけば一日が終わっている。
「まとまった勉強時間なんて取れない」
そう感じるのは当然です。
ここで大切なのは、発想を変えることです。
英語学習は、
「机に向かうこと」だけではありません。
-
通勤中に英語を聞く
-
家事をしながら英語音声を流す
-
寝る前に5分だけ単語を見る
-
英語で独り言を言ってみる
1日10分でも、積み重ねれば立派な学習です。
むしろ、短時間でも毎日触れる方が、英語は定着しやすいのです。
壁④「続かない自分が嫌になる」
英語学習で、ひそかに心を削るのがこの壁です。
三日坊主になる。
忙しくて一週間空いてしまう。
気づけば教材が積まれているだけ。
そして、自分を責めてしまう。
「やっぱり私は意志が弱い」
「向いていないんだ」
でも、ここで知っておいてほしいことがあります。
続かないのは、あなたのせいではありません。
多くの場合、
-
目標が大きすぎる
-
完璧を求めすぎている
-
成果を急ぎすぎている
英語学習は、マラソンのようなものです。
全力疾走を続ける必要はありません。
休んでもいい。
戻ってきてもいい。
やめなければ、それは「継続」です。
壁を乗り越えるカギは「考え方」にある
社会人の英語独学で、最も重要なのは教材選びでも方法論でもありません。
それは 考え方 です。
-
今日できたことに目を向ける
-
昨日の自分と比べる
-
小さな成長を喜ぶ
-
英語を「敵」にしない
英語は才能の問題ではありません。
生活の中で、どう付き合っていくかの問題です。
「できない自分」ではなく「続けている自分」を見る
英語学習を続けていると、必ず「できない部分」が目につきます。
聞き取れない。
言葉が出てこない。
忘れてしまう。
でも、視点を変えてみてください。
-
以前より英語に触れる時間が増えた
-
英語を避けなくなった
-
分からないことを調べるようになった
これらはすべて、前進です。
社会人の英語独学は、「成果」よりも「変化」を大切にする学びです。

コメント