英語の多読は最高の学習法

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「英語を学習したいけど、何から読んだらいいのかわからない」という方、多いですよね?

私が最初に夢中になって読んだのは、アガサ・クリスティのミステリー小説でした。            「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」「ポアロもの」「ミス・マープルもの」

どれもストーリーが非常に面白くて、辞書を引く時間や手間なんてありませんでした。         私の場合、大好きな物語に夢中になってページをめくるうちに、いつの間にか英語が自然に身体に入ってきていたのだと思います。

今回は、このような私の経験をもとに、英語学習に役立つ小説多読の魅力とおすすめポイントをお伝えしていきたいと思います。                               「英語の小説なんて無理、、、」と思っている方も、きっと楽しい視点を見つけてくださるはずですよ。

なぜアガサ・クリスティだったのか?

英語を勉強し始めた初期の頃に、文法書や単語帳を使ってみたことがありましたが、やはり続かなかったです。私は、「机に向かって勉強する」ことが好きじゃなかったのです。

そんな私があるとき手に取ったのが、英語で書かれたアガサ・クリスティのミステリー小説(つまり原書)でした。

日本語で読んだことがある作品だったこともあり、おおよその筋書きを覚えていて、「これなら最後まで読めるかも?」と思ったのです。

アガサ・クリスティの作品は、                               〇 日常生活で使われている言葉が多くて、文体が平易                     〇 物語に引き込まれてしまって、「続きをもっと読んでいきたい」と思える          〇 一冊だけでなく、シリーズで沢山の作品がある                                という特徴がある、と思います。

社会人になると、学生時代のように勉強時間をたっぷり取ることが難しくなります。ましてや独学となればなお、最初の一歩はとても重く感じます。                       私もまさにそうでした。                                   でも、そんな私を救ってくれたのが、昔から大好きだった「本」、そして英語の小説の多読だったのです。

英語の小説を読むとき、勉強している感覚がなかった

本のページをめくると、知らない単語が沢山出てきました。                           でも、物語を既に知っているという安心感と、登場人物達の会話のリズムが心地良く、気が付けば「勉強」ではなく、「楽しい読書の時間」になっていました。

最初の一冊目だけが大変だった

もちろん、最初の数ページは苦戦しました。                                   「この単語、何だっけ?」と一旦読書をやめて辞書を引いてみようとする時もあったのですが、私はそれでも辞書を引かずに、文脈から意味を推測しながら読んでいくようにしていました。

すると、数章読み進めて来た頃には、だんだんとリズムがつかめるようになってきた(感じがした)のです。

そして二冊目、三冊目と読むうちに、「あれ?英語を日本語に訳さなくでも、頭の中で英語のまま理解できるようになってきた気がする、、、」と感じ始めました。                この時の喜びは、今でも鮮明に記憶に残っています。

私自身の体験

私はそろそろ30歳になろうとしていた頃に英語を学習し始めました。松本道弘さんの「ひたすら多読しなさい」という助言を信じて、                           アガサ・クリスティの小説を約100冊読み続けました。

最初は辞書を引かずに読むことに怖さを感じていたのですが、それでも構わず続けているうちに 「英語のまま日本語を読んでいる感覚」になってきました。

具体的な多読のコツ

〇 辞書を引かない                                    〇 分からない単語は文章の前後から推測する                              〇 一冊を完璧に理解することより、読書量を増やす                            〇 毎日少しずつでも読む習慣をつける

のちに会議通訳者として仕事をするようになった私ですが、時々こんなふうに言われることがありました。                                         「あなたの通訳はとても自然で、外国語を訳している感じがしない。」

私は、その言葉を聞いた時、「小説を沢山読んだあの時間が生きているのかも知れない」と思いました。辞書に載っている言葉を丸暗記して覚えたのではなく、物語の流れや登場人物達の感情から意味を掴むことをしてきたからこそ、その場のニュアンスを自然な訳語で伝えられたのだと思います。

実際、通訳の現場では、「辞書に載っている意味を知らなくても訳せる」という場面がたくさんあります。文脈を感じ取る力が、何より大事なのではないでしょうか。

小説の多読のすすめ

まずは「好きな本」から始めてみよう

ここまで読まれてきても、「でもやっぱり私には難しそう」と思った方もいるかもしれません。   でも大丈夫!小説の多読は、やり方次第で誰でも始められますよ。

この3つが私からのおすすめです

 1 好きなジャンルを選ぶ

ミステリーでも恋愛でもファンタジーでもいいのです。興味のない分野を選ぶと続きませんが、好きなものならページをめくる手が止まりませんよ(笑)。

2 平易な英語で書かれたものから始める

児童書やヤングアダルト向けの小説は、使われている英語が平易で、ストーリーも面白いものが多いように思います。                                     また、映画化された作品なら、日本語の内容を知っているので入り安いと思います。

3 シリーズものを選ぶ

シリーズものは同じ登場人物や設定が続くので、2冊目から一気に読みやすくなってきます。   たとえば、「ハリー・ポッター」シリーズや、アガサ・クリスティのポアロものなどが好例です。

社会人こそ、小説の多読で英語を楽しもう

社会人になると、「時間がない」「効率よくやらなきゃ」とつい思いがちですが、言語の学習において一番大切なことは継続です。                               そのためには、少しでも楽しい方法を選ぶことが重要なポイントになります。

仕事で疲れていても、ベッドに入る前の10分だけ英語の小説を読む。             休日のカフェで、お気に入りのシリーズを1章だけ読んでみる。

そうやって少しずつ積み重ねていくうちに、必ず実力がついてきます。

最後に:一冊目の扉を開けてみませんか?

英語学習の「最初の一歩」は、誰にとっても大きな勇気がいるものです。                        でも、その一歩を踏み出した先には、想像以上の楽しさと豊かな世界が広がっています。

貴方が本好きな人なら、きっとわかって頂けると思いますよ。

小説の世界に没頭しているうちに、知らず知らずのうちに英語が身についてきていて、ある日突然「あれ?辞書を引かずにこれだけ読めている!」という瞬間がやってきます。

どうか、英語の小説という素敵な扉を開けてみてください。                      きっと貴方にとっての「おすすめの一冊」が、貴方の人生を変える一冊になるはずです。

本好き仲間として、私は貴方を心から応援しています!

 

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