読み続けた先に待っていた奇跡ー英語の小説を「英語のまま楽しむ日」が来るなんて!

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30歳の誕生日目前に英語の勉強を始めた私は、大学受験参考書を繰り返し読むことから学習をスタートしました。その後、「辞書を引かずに、とにかく読み続ける」という学習法に挑戦し、最初は苦しみながらも、少しずつ「英語の世界」に慣れていきました。                      今回は、その後のお話しです。                               ある日、私はとある一人の人物に出会いました。その人の勧める学習法に従って、ひとつの大胆な挑戦を始めました。                                        それは、アガサ.クリスティの小説を100冊読み続けるという、当時の私には想像もできなかった学習法でした。しかし、その結果として、この「英語という大海へのダイブ」が、私の英語人生を大きく変えることになったのでした。

松本道弘氏との出会いーひとりの情熱家が私の道を照らしてくれた

英語の学習を始めたばかりの頃、私は本屋で何気なく手に取った一冊の本に心を奪われました。その著者は、英語教育では伝説的な存在であった松本道平氏でした。彼の言葉には熱い熱量があり、英語を「単なる言葉」ではなく、「生き方」として捉えているような迫力を感じたのです。            松本氏の本を読むうちに、私はすっかりその人の考え方に魅了されてきました。そして、この人が勧めている学習法を「これは絶対良い!」と深く思ったのです。そして、とにかくまずこの方法を実行しよう!と固く決心しました。                                  そのひとつが、「アガサ.クリスティを読むこと!」でした。

「英語で読むアガサ.クリスティ」に挑戦!ーもちろん、最初は苦行の連続でした

まず最初に手に取ったのは「The Murder of Roger Ackroyd」でした。日本語ではかなり昔に読んだことがありましたが、英語で読むのは初めてでした。かなりの数の単語の意味はあやふや。文法や構文も良くわからない。しかも、ミステリーなので登場人物が多くて複雑。途中で誰が誰だかさっぱり~という状況になり、くじけそうになったことは本当に何度もありました。その数は数えきれません。                                           しかし、「辞書を引いてはいけない」「後戻りしない」「とにかく読み切る」という厳しい(当時の私にとっては不可能に近い)ルールがありました。ので、まずはこの人を信じてやってみるしかない!という悲壮な覚悟で読み進めました。                          それでも読み進めるうちに、少しずつですが「あ、この人物が怪しいような気がする」「この展開は、前にも読んだことがあったような気がする」と、ほんの少しずつですが、物語の全体像が見えてきたような感覚が出てきました。                                   苦しかったです。非常に苦しかったです。しかし、面白いという感覚もどこかに芽生え始めてきました。そしてなにより、「読めた」「読み切った」という達成感が、私を次の本へと向かわせました。           このことが、次の一冊を手に取る力となったのです。

気がつけば、100冊!ー英語の本が日本語の本と同じ感覚になっていた

正直に言います。100冊読み切る計画も覚悟も、最初からあったわけではありません。というか、全くありませんでした。                                 「あともう一冊読んでみよう」「今度、この本を読んでから考えてみよう」、、、このようにして読み続けてきたら、ある時ふと、「そろそろ100冊くらい読んだのかな?」と気づいたのです。                                           しかもその頃には、自分でも驚くような変化が知らぬ間に起きていました。登場人物の関係性も、事件の流れも、読んでいるうちに自然と頭に入ってくるようになっていました。さらに、「英語を読んでいる」という意識が薄れてきていて、まるで日本語の小説を読んでいる時と同じような感覚で読んでいることに気づきました。                                        この変化には、私自身、本当に驚きました。                         「こんな日が来るなんて!」                                英語に対して「恐る恐る」で「半信半疑」だった私が、辞書を一切使わずに、すらすらとミステリー小説を読みこなしている。                                 とても自分に起こったこととは思えないような出来事でした!

知らぬ間に育っていた「読む力」ー辞書なしでも意味がわかるようになった日

おそらくアガサ.クリスティの作品は、「英語学習者にやさしい構文」で書かれているという理由もあるのでしょう。シンプルで無駄のない文章。日常生活の中で起きるミステリイ。「登場人物のセリフも、古典すぎず、現代的すぎず、いわばスタンダードイングリッシュ」             しかし、これ以上に大きかったのは、「辞書を引かずに最後まで読み通す」という経験の積み重ねだったと思います。                                     分からないことを抱えたまま、とにかく最後まで読み通す。すると、全体像が見えてくる。     そして全体像が見えると、知らなかった単語や言い回しが自然と「ここはこういう意味じゃないかな?」「これはこういう意味に違いない」と推測できるようになってくる。                   このサイクルが、私の「読む力」を少しずつ、しかし確実に育ててくれていたのです。

その後の読書がまったく違っていていたー他の作家の文学小説もごく自然に読めるようになっていた

アガサ.クリスティを100冊ほど読んだ後、私は、試しに別の作家の作品を読んでみることにしました。アーネスト.ヘミングウェイ、ジェイン.オースティン、そのほかにも沢山の作家の本を読み通しました。                                         不思議なことに、まったく読めないということがなくなっていたのです。             途中で「意味が分からなくなる」ということもほとんどなく、多少難解な表現が出て来ても「前後からなんとなくわかる、意味がとれる」ようになっていました。                     それまでの私の、「意味が分からなくなってきたから読むのを中断する」ということは、いつのまにかなくなっていました。

英語学習者の皆さんへー「信じられない日」は、誰にでも訪れる

30歳の誕生日目前のある日に英語を学習し始めた時、私は、自分が英語でミステリーを何冊も読み通せるようになる日が来るとは、夢にも思っていませんでした。しかも、辞書を全く手に取らずに、です。                                          この経験から学んだことは、                                英語は特別な才能ではなく、「毎日の積み重ね」で身につくものだということでした。       英語の本を100冊読むーーーというと、とても大変なことのように聞こえます。          当時の私には、まったく不可能なことのようにに思われました。しかし何故、あえてこの方法に挑戦したのかというと、                                    私は、「いつの日にか松本道弘先生のようになりたい!ネイティブのような英語を話し、ネイティブの人たちと英語で堂々と論戦をはり、ネイティブの人たちも真っ青になるような素晴らしい英語の文章を綴る。こんな人のようになれたら!と、心に深く思ったのです。              そして、最初の1冊、次の1冊、と少しずつ少しずつ進んでいけば、必ず「ある地点」に到達します!                                           そして、その地点に立ってみれば、自分でも到底信じることができなかった地点、「英語が当たり前」の地点に立っているのです。                               英語に苦手意識を持っている方へ                              私は心の底からお伝えしたいです。                            「貴方にも、必ずその日がやって来ます!」

 

最後に

小さな一歩を、毎日毎日続けること!                            私の学習の基礎、根本は、ただこれだけです。                        この記事が、どこかの誰かさんの「1冊目を手に取る勇気」につながることがあれば、こんなうれしいことはありません!

 

 

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